ネタバレあり。まるでロボットアニメ。野﨑 まど『タイタン』感想とあらすじ

エンタメ

野﨑 まどの『タイタン』読了です。

あらすじ

至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。
人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、
世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った
タイタンのカウンセリングだった――。

アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた
鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。

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簡単に設定

(1)世の中すべての物事がAI(タイタン)によって動いている世界。

タイタンによって情報にすぐにアクセスできる状態である。わからない言葉があれば、頭の中で検索できたりする。

(2)この世界では、タイタンが仕事をするので、人々の多くは仕事をしていない。(一部好んで仕事をしている人はいる。)
そのため、人類には「仕事」という概念がない。

(3)主人公は心理学を「趣味」とする女性。彼女は得意の心理学を生かして、「うつ病っぽくなり、機能が低下したタイタン(名前はコイオス)」をカウンセリングする。

(4)タイタンは12体いて、物理的に存在する。サイズは巨人サイズ。各国にいる。

感想と見どころ

上記に書いてしまいましたが、AIの実体があり、しかもタイタンという名前通り巨大なサイズ・・・という設定に脱帽。

しかも中盤からロボットアニメのように、主人公はタイタン(コイオス)に乗って一緒に旅をします。

巨人が日本から歩いてアメリカまで行く描写はスケールの大きいエンタメで素晴らしいです。

『地球の歩き方』が参考文献にあるのですが、こんな歩き方するための本なの??とにやにやしちゃいます。

コイオスは人と触れて、自分のアイデンティティを短時間で認識していく描写もよかった。

心苦しい描写も、成長を単純に喜べる描写もあった。

「仕事」とは何かという命題を書いている部分はすこし蘊蓄くさいんだけど(これは、同じ作者の『バビロン』の善と悪とは何かとかも)それでも、あっという間に読めちゃう作品。

個人的な感想ですが、伊藤計劃の『ハーモニー』ににてる部分あるなと思っております。

自分の手記的な構成とか。どっちも好きなので以下貼っておきます。

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